「成績保証制度」に物申す

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塾業界でよく目にする

「成績が伸びなければ返金します」

ですが、この考え方はお金でリスクを担保するという発想です。

おかしな話だと思いませんか?

 

生徒や保護者に生じているリスクを

「お金を失うこと」

だと考えているわけです。

子どもに雑な指導をされ、

本当は合格できたレベルの志望校に合格できなかったときに、

「返金します」と言われて納得できますか?

 

その塾を選んだことによって、

生徒や保護者が失ったものはお金ではありません。

お金を返してもらったところで、

失われた時間や機会が戻ってくることはありません。

 

本気でリスクを担保しようと思えば、

時間を巻き戻すしかないわけで、

そんなことはもちろん不可能です。

塾は提供しているサービスの性質上、

リスクの保証はできない業界なのです。

 

ちなみに、「成績保証制度」で本当に損をしているのは誰でしょうか?

返金の原資は、

「真面目に塾に通って成績を伸ばした生徒の授業料」です。

成績が伸びなかった生徒は、

授業料を支払わないわけですから。

 

こんな反論もあろうかと思います。

生徒全員の成績を確実に伸ばせばいいじゃないか。

塾はそれが仕事なんだからと。

たしかに、その通りです。

でも、それが本当に可能なら、

そもそもリスクは存在しないわけですから、

「成績保証制度」も不要ということになり矛盾が生じます。

 

「必ず成績が伸びる塾」と宣伝すれば、全国から生徒が殺到することでしょう。

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