「今やろうと思ってたのに!」心理的リアクタンスによる意欲低下に注意すること

コラム
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親が勉強を見てあげたほうが良いかどうかということにも関係しますが、親からの「勉強しなさい」に対して、「今やろうと思ってたのに!」と子どもから反発された経験のある保護者の方は多いのではないでしょうか。

親が勉強を見たほうが良いかどうかについてはこちらです。

【子どもの成長の妨げ?】親が勉強を見ないほうが良い2つの理由
小学生の保護者の方からよく質問や相談されることがあります。 「家で勉強を見てあげたほうが良いかどうか」 ということです。 色々な状況や意図もあるかと思いますが、以下のようなものが理由ではないでしょか。 自分で見て...

逆に、皆さんも子どものころ、皆さんのご両親から、「勉強しなさい」と言われて、同じように反発した経験があるかと思います。

それでは、なぜ、このようなことが起こるのでしょうか。

それは、心理的リアクタンスという作用が働くためです。

 

 

心理的リアクタンスとは?

人というのは、「自分の行動や選択を自分で決めたい」という欲求を持っています。

しかし、この欲求が妨害されるとき、人は無意識に抵抗します。

この反発作用は、「心理的リアクタンス」と呼ばれています。

特に、子どもが本当にやろうと思っていたときに、このように言われてしまうと、そのときの意欲の低下はかなりのものではないでしょうか。

しかし、「親としては、放っておいたらいつやるの?」としか思えないので、勉強をするように促してしまうのですよね。

 

 

 

やるなと言われた方がやりたくなる。「カリギュラ効果」とは?

みなさんもご存じの、芸人さんの一連のやりとりです。

熱湯風呂に両手両足でつかまっている状態で、「押すなよ!絶対に押すなよ!」と言った後に押され、熱湯の中に落とされてしまうというネタです。

あの状態だとまるで押してくれと言わんばかりですが、人間は、やるなと言われるとなりたくなるものです。これは、心理学では、カリギュラ効果と呼ばれています。

1979年に公開された「カリギュラ」という映画は、過激な内容であることから、上映禁止が相次ぎましたが、それとは逆に見たくなる人が続出し、上映されている所に人が殺到したということがありました。

このことから、禁止されるほどにやってみたくなる人々の心理を表現する言葉として、カリギュラ効果と名付けられたのです。

昔話の「鶴の恩返し」でも、鶴が「見ないでください」と言ったにもかかわらず、お爺さんが障子を開けてしまうのも同様ですね。

「やれといわれるとやりたくなくなる」「やるなといわれるとやりたくなる」人間というのは不思議なものです。

 

 

それではどのように声掛けをすれば良いのか?

前提としては、子どもは、勉強をしなければいけないことはわかっているということです。
また、やろうというようにも思っているはずです。

そこは尊重してあげる必要があるでしょう。

そして、「やれ」という言葉は逆効果なのはお分かり頂いたと思います。
また、「やるな」のほうがむしろやりたくなるのも事実です。

私は、子どもが宿題の量に文句を言った際には、「じゃあ、君は宿題なしね。」というようにしています。

そうすると、必ず、「やっぱり出してください」と言います。

また、「やる気がない」「眠い」「帰りたい」というと、「どうぞお帰りください」と言います。

これも同様のリアクションをされます。

子どもたちは、しっかりと理解できています。

そのため、ポジティブな関わり方をすることで、無限の可能性を引き出すことが重要ではないかと思います。

例としては、

  • 頑張っていて偉いね
  • いつもありがとう

などです。

このように接することを心掛け、子どもたちの無限の可能性を引き出すことが大人の役割ではないでしょうか。

 

 

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