最近は、「このような職業だから安心」とか「大きい会社だから大丈夫」というようには、思えないような出来事が多いですよね。
警察官が、刑事のふりをして、特殊詐欺を行って逮捕されたという事件がありました。
これは、警察のふりというか、そもそも本物の警察なので、もう意味がわからないですよね。
他にも警察でいうと、警察の立場を利用して、市民から預かった個人情報を、犯罪に利用したことで、逮捕されたという事件もありました。
また、最近では、警備会社の「セコム」の社員が、警報機が作動した顧客宅に侵入し、高級時計などを盗んだとして、逮捕されるという事件がありました。
これも、本来、お金をもらって、警備するための会社なのに、立場を利用して、逆のことをしてしまっています。
また、子どもたちの「いじめ」をなくさなければいけない立場の、小学校の教員が、同僚の教員に「いじめ」を行っていた事件がありました。
これは、いじめのレベルではなく、暴行や強要など犯罪としか思えない内容ですね。

また、過去には、市民の税金を適切に徴収する役割の、税務署の職員が脱税で逮捕されるという事件もありました。
仕事通じて、脱税のノウハウを学んだのでしょうか。
このように、本来、その立場で、市民を守ったり、ルールを適用させる立場にある人が、立場を利用して、市民の生活を脅かすような犯罪を犯すというケースがあります。
このようなものを見ると、何を信じて良いかわからなくなってしまいますよね。
もちろん、こういうのは、一部の人なのだとは思いますが。
しかし、これからの世の中では、例えば、「警察官だから」といったように、「〇〇だから大丈夫」というように、イメージだけで安心感を持つのは危険かもしれませんね。
なんでもかんでも疑わなければいけないというのは、非常に悲しいことです。
しかし、本質を見極める目を養う必要があるでしょう。
また、どこに危険が潜んでいるのかわからないので、「自分の身は自分で守る」ことがより、求められるようになっていくのではないでしょうか。
そもそも、危険な可能性があるもの、場所、人には近づかないことが重要ですね。
小中学校では、勉強だけでなく、ネットの使い方や、人とのかかわり方や、道徳や、このようなことを学ぶ機会ができれば良いですね。