答え合わせの重要性
答え合わせが適切に行えるかどうかというのは、成績を大きく左右します。
というのも、高校受験や大学受験に向けて勉強する際、学校や塾で勉強することが多くなりますが、それと同じくらい一人で学習する時間が増え、自分で答えを確認する機会が増えるからです。
そして、答え合わせにおいて、注意しなければいけないことは、当たり前ですが、正しく解答が確認できているかどうか、正解ではないのに正解にしてしまっていたり、正解しているのに間違いだと判定してしまわないようにすることです。
人間誰にでもちょっとした間違いはありますが、答え合わせを間違いが起こらないようにすることは、正しい理解をするために最低限必要な能力です。
丁寧さを身に付けること
正しく答合わせができない原因は大きく分けて二つあります。
正しく答え合わせができない原因の一つは、不注意によるものです。
英単語の綴り間違い、算数・数学の小数点の見間違や符号や記号の見間違い、漢字のトメ・ハネといったところまで、自分自身で厳しくチェックすることが重要です。
一見簡単なことのようにも思えますが、慣れていないと一問も見逃さずに確認することは意外と難しいことです。
しかし、時間をかけて丁寧にすれば誰にでもできることです。
解答する時や、ノートに字を書くときに、丁寧に書かずに、汚い文字で素早く書く癖のある人は、比較的答え合わせも雑になってしまっていることが多いように見受けられます。
これらを常に人にチェックしてもらっているばかりでは、自分自身で細かい間違いに気付くことのできる力は身に付きません。
細かい間違いに気づくことが出来なければ、文字数の多い英単語や、画数の多い漢字を覚えることは困難になりますし、入試では採点が減点方式であることがほとんどであるという点からも不利になります。
細かい間違いに気づくことは、日々の答え合わせを丁寧にすることの積み重ねで解決できるようになります。
最初のうちは時間がかかるかもしれませんが、要領がよくなっていけば、しっかり見なければいけないポイントも理解できてきますし、自分の間違いの多い箇所にも気付けるようになります。
自分に厳しくする
勉強というと、問題を解くことや暗記することに目が向きがちですが、自分自身で解いたものを、厳しくチェックするという「答え合わせ」により一層の注意を払うことはもっと大切なことなのです。
次回は、正しく答え合わせができないもう一つの原因についてお伝えします。

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