定量目標とは
目標には、数値にできるものと数値にできないものがあります。
2つのうち、数値にできるものを定量目標と言います。定量目標を立てるときは、ただ、頑張るではなく、何をどれくらい頑張るのかを意識して、計画を立てることが不可欠となります。「定期テストで450点を取る」を例に考えてましょう。
「何を」するのか
教科を決めるのはもちろん重要ですが、より具体的に、その教科の何をするのかを明確にする必要があります。何の教科のどの単元を学習するのかという明確な目標をつくるということです。
「どれくらい」するのか
「今日は、寝る前に英語と国語と数学を勉強しよう!」といった曖昧な計画では、成果につながりにくいです。少なくとも1教科について、学校の1回の授業時間と同程度の時間は確保できるように計画を立ててください。
テスト勉強のために、定量目標を設定する
これらを踏まえて、「定期テストで450点を取る」目標を達成するための計画を立てます。
- テスト1ヶ月前から、毎日、夕食後に2時間勉強する
- 英語と数学の問題集を1日に2ページする
- 英単語を1日に20個覚える
- 漢字を1日に15個覚える
定量目標に沿って勉強すると、自分自身の立てた計画に到達できているかが目に見えます。到達できていないときは、計画に無理がないかを考えてみてください。
定性目標とは
数値にできない目標のことを定性目標と言います。勉強に関して、定性目標を立てる上で最も重要なことは、自分との約束を作り、それを習慣化することです。「テストというゴール」を例に考えてみましょう。
スケジュール管理を行う
テストのように、日程の決められたゴールまでの残された期間を無駄なく過ごすためには、明確なスケジュール化が効果的です。
姿勢を変える
姿勢を変えるといっても、「一生懸命、集中して勉強する!」のように意識の変化や精神状態の変化だけではよくありません。
テスト勉強のために、定性目標を設定する
これらを踏まえて、「テストというゴール」へ向けた計画を立てます。
- 火曜日に数学を勉強する
- 水曜日、金曜日は自習室に行く
- 毎朝早く起きて勉強する
- 自分が決めた量や時間の中では、スマホを使用しない
定量目標と定性目標のどちらが良いというわけではなく、どちらも重要です。数値として決めた定量目標を定性目標として習慣化することで、おのずと達成するために必要なことが見えてくるでしょう。そうなれば、あとは計画に沿って進んで行くのみです。
目標を立てることについては、こちらも参考にしてください。




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