言葉に宿る力
みなさんは、普段、ネガティブな言葉や表現を使うことはありませんか?
日本では、古代より言葉には「言霊(ことだま)」と呼ばれる霊的な力が宿っていると言われています。その考えにおいては、言葉には発した言葉どおりの結果を現す力があるとされています。
そこまで難しく考えなくても、例えば、愚痴ばかり言っている人と一緒にいると、あまり良い気分にはなりませんよね。
それよりも、前向きな言葉・明るい言葉を口にする人と一緒にいるほうが楽しい気持ちになれるのではないでしょうか。
ネガティブな表現をしないことの意義についてはこちらも参考にしてください。

ピグマリオン効果とは?
また、心理学においても、期待されている子どものほうが良い結果を出すことができるという研究結果があります。これは、アメリカの教育心理学者、ローゼンタールによるもので「ピグマリオン効果」と呼ばれています。
この実験では、教師が期待をかけた生徒とそうでない生徒では、成績の伸びに明らかな違いが見られたそうです。このことから、他者への期待値がその後の成長を決定づける大きな要因のひとつになると考えられています。
ちなみにこの実験では、「このネズミは利口なネズミの系統」と学生に伝えたネズミと、「このネズミは動きが鈍いネズミの系統」と学生に伝えたネズミとの間で、迷路による実験結果の差を調べたところ、「利口なネズミ」と伝えられていたネズミのほうが結果が良かったという実験結果が得られたそうです。
言葉の力は人間だけでなく、ネズミにでも作用するということですよね。
これらのように、言葉には、結果へと結びつく力があるのです。
ネガティブ発言からポジティブ発言へ
例えば、以下のようなネガティブな表現をしている人はいませんか?
- 「無理」「できない」
やる前からそう考えるのではなく、まずはやってみましょう。 - 「○○すればよかった…」
後悔しないように、次の解決策を考えるようにしましょう。 - 「悪くはない」「問題ない」
素直に「良い」という表現に変えましょう。
普段から、ネガティブな言葉ではなく、ポジティブな表現を心がけ、「自分はできるんだ!」というポジティブな姿勢で物事に取り組みましょう。
考え方というのはものごとには非常に重要です。
「負けない」という考え方についてこちらに記載しております。

ものごとをポジティブに考えることで良い結果に結びつけられるように指導を行います。
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